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住宅の購入にあたってまず最初に考えるべきこと
2023年4月30日まず、住宅の購入にあたって、以下のような疑問を持たれる方が多いと思います。
・自宅購入時の頭金っていくら必要?
・自分にあった住宅ローンってどんなもの?
・今の収入で自宅を買っも大丈夫?
・「賃貸」と「持ち家」のメリット・デメリットって?
・変動金利と固定金利、どっちがいいの?ミックス型ってどうなの?
家賃並みの返済額でマンションが購入できる?
多くの人にとって、生涯のうちで間違いなく高い買い物と言えるのが「マイホーム」でしょう。
しかし、マンションや住宅会社の広告チラシにはよく、「家賃並みの返済額でマイホームが購入できます!」というような内容のものがあふれています。
たしかに、住宅会社に問い合わせをして、担当者から毎月の返済シミュレーションを見せられると、家賃並みの金額で買えそうだ。。。と
でも、安易に考えてしまってはいけません。
そのシミュレーションをよ~く見てみてください。
おそらく、「変動」金利で試算されていると思います。
これは要注意です!
たとえば、私の過去の相談経験からお話しますと、お子様の教育費用が500万円で試算されていたり、余暇のための必要資金は一切考慮されていないことが多いです。(教育費用は一人当たり最低でも1,500万円程度は見ておくべきです)
たしかに、今は超低金利時代ですが、将来は金利が上昇することも予想されます。
営業マンの甘い言葉に乗せられて、不動産のような高い物を衝動買いしてしまうのは絶対にやめた方がいいです。
なにより、住宅ローンの支払いは多くの場合で長期に渡ります。
一気に数百~数千万円の借金をするということを忘れないよう、購入の判断や住宅ローン選びは慎重に慎重を重ねるべきです。
・住宅購入時の大切なポイント
住宅を購入する際には、一番になにを考えるべきか?
それは「いくら借りれるかではなく、いくら返せるか?」ということです。
多くの方が、いくら借りれるかという視点で住宅購入に踏み切っているという事実がありますが、果たしてそれで大丈夫なのでしょうか?
昨今では終身雇用は徐々に無くなってきており、新卒で大手企業に入社した方でも、ずっとその企業で働き続けるかはわかりません。
それは、待遇の変化や人間関係の変化などの要素によって、転職の可能性も0ではないと思われます。
本当に今の会社で、上司の人や先輩の人たちの給与待遇や、昇給の可能性があるかどうかもきちんと考えていただくのが良いと思います。(退職理由で一番多いのが人間関係らしいです。)
したがって、住宅を購入される前に、自分は『どれだけの返済が可能なのか?』をしっかりと見極めることが必要だと思います。
とくに、お子様がまだ小さいご家庭であれば、住宅を購入した後の生活がギリギリになってしまうような返済計画は立てないことが重要です。
ギリギリの生活では受験や高校進学や大学進学の時に苦労してしまうようなことも考えられますし、現役時代に老後に向けて必要となる資金が全く用意できず、ただただ住宅ローンの返済をするためだけの人生になりかねません。
マンション購入相談センター埼玉では、ご相談者のみなさまのニーズや将来のことをしっかりとヒアリングしたうえで、適切なマンション購入計画や住宅ローン選びをご提案しています。
繰り返しになりますが、「いくらまで借りれらるか?」ではなく『いくらまでなら無理なく返せるか?』ということを念頭にマンション購入をいただくことを強くおすすめしたい思います。
住宅ローンの重要ポイント「変動金利」と「固定金利」について
住宅ローンの種類は様々ですが、大きく分けると「変動金利」と「固定金利」、そして「ミックス型」があります。
変動金利とは、名前の通り半年毎に金利が変動します。
固定金利には、全期間固定と期間選択型(5年や10年間固定で、その後は金利が変動する)があります。
ミックス型とは、たとえば半額を変動金利で、残りの半分を固定金利で借りるなどです。
最近は低金利のため、ほとんどの方が変動金利を利用されているようです。
住宅販売会社も銀行もほぼ例外なく変動金利のみを勧めてきます。
たしかに目先の返済額は安いかもしれませんが、今後の金利動向に不安を覚え、気にしながら借りなければいけません。
でも、そこまで考えて借りている人はほとんどいないように思います。
もし仮に、数年後に金利が予想以上に上昇してしまったら、家計が破綻してしまう…なんてことも発生するかもしれません。
よって私としては、ライフプランが立てやすい「全期間固定」の固定金利タイプをお勧めしてい
ます。
金利の動向は誰にもわかりませんので、「全期間固定の固定金利タイプ」で、無理のない返済計画での住宅の購入をおすすめします。